超人を発見!
山口県山口市の徳心会KICKBOXING CLUB、代表&50歳現役キックボクサーのオスカー綾塚のブログです!

超人を発見したので
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3月中旬、千葉県八千代市の川沿いをジョギングしている男性がいた。
90歳にして現役のアスリート、稲田弘(ひろむ)さん。1メートル59、53キロの体には無駄な脂肪がなく、筋肉のよろいをまとっているように見える。
稲田さんが取り組んでいる競技はトライアスロン。その中でも最も過酷と言われる「アイアンマンレース」だ。
水泳3・8キロ、自転車180・2キロ、ランはフルマラソンと同じ42・195キロの計226キロ。各種目の長さは一般的なトライアスロンの2~4倍に相当する。それを制限時間(17時間)以内に完走しなければならない。
完走者が勝者とされ、練習を積んだ若い選手でもリタイアが珍しくない。そんな「鉄人」レースの最高峰にあたる世界選手権に、稲田さんはコロナ禍で中断される前の2019年まで9年連続で出場を果たした。
12年に初めて完走すると、16年には16時間49分で、18年も16時間53分でそれぞれ走破し、「世界最高齢の完走者」としてギネス記録に認定された。
もともと、運動は得意ではなかったという稲田さん。定年退職後、健康のために水泳を始め、自転車や長距離走にも挑戦し、30年かけてここまできた。「新しいことを始めるのに年齢は関係ない。僕のモットーは『やればできる』です」
最初は水泳3m、「好奇心と情熱」が原動力
90歳の稲田さんが「アイアンマンレース」に挑戦したきっかけは、60歳で勤務先を定年退職する前後、自宅前にスポーツジムができたことだった。
「健康のために泳いでみるか」。最初は3メートルしか泳げなかったが、ジムで基礎から教わり、徐々に距離が伸びていった。
4年後、水泳とランを組み合わせたアクアスロンの大会に興味半分で参加し、10キロのランを走破。
さらに「かっこいい」という理由で自転車も始め、70歳でトライアスロンの大会に挑戦した。
そこまでさせる「原動力」はいったい何なのですか――。稲田さんは、そんな問いに「好奇心と情熱、かな」と答える。
節制は怠らない。食事は管理栄養士のアドバイスを受けて作る。
朝食は野菜が14種類入ったスープとライ麦パン、果物、夕食は玄米ご飯と焼き魚、豆腐など。
トレーニングは「無理しない」をモットーに水泳、自転車、ランを交互に行う。〜〜略〜〜
稲田さんが90歳の今もトライアスロンに、中でも過酷な「アイアンマンレース」に挑めるのは、周りの支えがある。
とりわけ、長い間励ましてくれた妻・路子(みちこ)さんの恩は語り尽くせない。
27歳の時に3歳下の路子さんと結ばれ、温かな家庭を築いた。だが60歳の頃に路子さんが病に倒れ、稲田さんには、難病の「血小板減少性紫斑病」と診断された路子さんの介護が最優先となった。
水泳を始めたのは、介護に必要な体力を維持するためでもあった。そんな夫を、病床でいつも「がんばって」といたわってくれる妻。
70歳でトライアスロン大会に初出場した数か月後、永遠の別れが訪れた。
稲田さんはそれからも体力の限界に挑み続けた。目標は水泳、自転車、ランの計226キロからなるアイアンマンレースの完走。「妻が応援してくれている気がしてね……」
自己流をやめ、プロのトライアスリートとして鳴らした山本淳一さん(49)の門をたたいた。山本さんは稲田さんの思いを受け止め、マンツーマンでの体調管理や技術指導に応じてくれた。
二人三脚で臨んだ2012年の世界選手権で、稲田さんはついに完走を果たした。「ひとりでは何もできなかった。妻と、そして山本コーチには感謝しきれない」
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「僕の青春は今」
稲田さんの当面の目標は、今年9月にフランスで行われる「アイアンマンレース」(計226キロ)の世界選手権への出場だ。完走できれば、自身の持つ世界最高齢記録を更新する。
まず6月の予選で完走するため練習を積んでいる。
不安材料もある。新型コロナウイルスの影響で大会が開催されなかった間、実戦から遠のいている。体力や運動能力の衰えも感じており、2年前には自転車で転倒して骨折し、2か月間入院した。「正直、どこまで続けられるのかは分からないですね」
そんな中でも、走り方や自転車のこぎ方などを研究し、工夫を重ね、できるだけ楽にこなせるように自分なりの方法を見つけてきた。「トライアスロンに出会うまで、一つのことに真剣に打ち込んだことはなかった。この年齢でも続けられるのはうれしい」と話す稲田さん。「僕の青春は今なんです」。その思いできょうも泳ぎ、走っている。(文と写真、浜田喜将)

‥スゴイ、としか言いようがない‥
山口市でキックボクシングをやっている徳心会KCの日常や代表のオスカーさんのつまらない投稿の数々です
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