大谷翔平投手はなぜ世界最高の野球選手になったのか?

山口県山口市の徳心会KICKBOXING CLUB、代表&50歳現役キックボクサーのオスカー綾塚のブログです!

大谷翔平投手はなぜ世界最高の野球選手になったのか?  

それは彼の出会いや野球という競技にかける想い、打ち込み方などもありますが

1番は自分自身へのリミッターを外せている‥ということ一言に着きますね

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(↑大谷翔平選手のロケットずつき)



みなさんは‥‥

1マイル4分の壁‥という話をご存知ですか?


ご存知ない方が多いと思いますので説明しますね。


1923年にフィンランドのパーヴォ・ヌルミ選手が1マイル(1.6キロ)を4分10秒で走りました。


それまでの世界記録は4分12秒で、ヌルミ選手は37年ぶりに世界記録を更新しました。



専門家の多くは

「これよりタイムは縮まっても人類が1マイル(1.6キロ)を4分切ることは不可能だろう。」

というのが世界の陸上界では常識になりました。

そしてそのあと多くのランナーが記録に挑むも4分の壁をこえることはできませんでした。



しかし!1954年の5月6日にロジャー・バニスター選手が1マイル(1.6キロ)を3分59秒で走り、人類初の4分の壁を切ったのです。


そのニュースは世界中のランナーたちに広まりました。


そしてなんと!ロジャー・バニスター選手が4分の壁を切ったわずか1ヶ月半後、ライバルのジョン・ランディ選手が3分58秒の記録をだし

バニスター選手の世界記録を塗り替えてしまったのです!



さらに驚くことにバニスター選手が人類初の3分台を出してから

わずか1年の間に「23人もの」選手が

4分の壁を切ったのです! 

これが「1マイル、4分の壁」


のお話です。


それまでは人々の意識には「人間が4分を切ることは無理だ」

という想いが潜在意識に刷り込まれていた。


そこにロジャー・バニスター選手が4分の壁を切った‥


「なんだ‥人間は3分台で走っても良いんじゃないか‥」

と人々の意識のリミッターが外れた訳ですね。





いまから28年前、ジョージ・フォアマン選手が


46歳で世界ヘビー級チャンピオンに返り咲きました。
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フォアマン選手は28最で引退しました。

最後の試合に破れたあと、シャワーを浴びていて「神の声を聞いた」と言い出し

急に引退する、宣教師になる、と記者に発表して本当に牧師さんになりました。


教会を運営し、さらに養子を10人以上育て上げましたが


人に騙され、資金難になり

教会の運営が厳しくなります。


そこで38歳でフォアマン選手はお金を稼ぐためにカムバックします。


当時のボクシング雑誌などにはフォアマン選手のカムバックに対して


「ピエロだ」
「大怪我をしないうちに辞めておけ」

「ボクシング界はライセンスを取り上げるべき」
「ロートルが昔の名前で金儲けしようとしている。」
「恥ずべき行為だ」

そりゃあもうボクシング界は

非難轟々でしたね。


もうボロクソでした。

その当時はボクサーは30歳過ぎたら大ベテランでした。20代の後半ですでにベテランと呼ばれる年齢でしたからね、当時は。


そして35歳にもなろうものなら

ロートル、老いた犬、かませ犬、

いろんな言い方をしてボロクソに言っていた時代でしたから。


しかしフォアマン選手は42歳で世界タイトルマッチに挑戦する権利を得て


当時の世界チャンピオン、イベンダー・ホリフィールド選手に挑戦し

判定で負けてしまいましたがフルラウンドを戦い抜きました!


彼自身はピエロでも道化師でもなく、ファイターだと証明した訳ですね


そして、さらにそこから3年と半年後。


当時の世界チャンピオンのマイケル・モーラー選手に挑み、彼を10ラウンドでノックアウトして

45歳と8ヶ月で

世界ヘビー級チャンピオン

に返り咲いた訳ですね。


その試合をLIVE中継で観ていた僕は
鳥肌が立ちました。

もうめちゃくちゃ感動しました。


そして23歳だった僕の意識に

「45歳で世界チャンピオンになっても良いんだな」  と意識に深く刷り込まれた訳です。


そこからボクシング界は変化しました。


30代の半ばのバリバリの世界ランカーはザラになり、というか全く珍しくもなくなり


さらに40歳の年齢‥その前後の現役世界チャンピオンも何名も誕生。

その後に誕生したクリチコ兄弟は40歳過ぎても無敵の世界ヘビー級チャンピオンとして君臨していたと記憶しています。


ちなみにクリチコ兄弟のお兄ちゃんか弟か、どちらかは忘れましたが


ウクライナのキーウ(キエフ)の市長さんです。


戦火としてキーウ(キエフ)の名前はテレビでもよく、聞きますが


あそこの市長さんがクリチコさんです。


話が脱線‥。


そしてさらにそこからボクサーの高齢化は当たり前になりました。


井上尚弥選手と戦ったドネア選手は当時は39歳くらいですが井上尚弥選手を苦しめました



村田諒太選手と戦ったゴロフキン選手も当時39歳で今年40歳、まだ現役ですし

ゴロフキン選手の強さは健在です。


フォアマン選手が46歳で世界チャンピオンに返り咲きし

多くの人の意識に変革をもたらしたと思います。


ソレまでに無理だ‥と言われていたものは


ただの思い込みでしか無く

大谷翔平選手のように

投手もして打者もして

世界最高峰のメジャーリーグの世界で実績を出す選手も現れる現代なわけですから‥


僕が今でも現役で戦えるのは


あの時のジョージ・フォアマン選手の返り咲きをLIVEで意識に焼き付けたからですね!


常識‥という名前の悪しき洗脳には負けたくありません!


例えば

催眠術師がAさんに催眠術をかけたとします。

ここに5円玉がありますね、この5円玉は炎で熱して数百度の温度を持っています、大やけどするから触ったらダメですよ!


と言いつつ

その5円玉をAさんの腕におしあてる

するとAさんは熱い!!なにするんだ!

と手を払いのける‥


そしてしばらくしてAさんのその腕には本当に水ぶくれが出来る‥訳です

その5円玉は「普通の5円玉」であってこれっぽっちも熱くはない。


だけど催眠術をかけられると本当に熱いと本人は思い込み

「思い込みで」本当に「水ぶくれ」を自分自身で作ってしまうんです。


もしあなたが「40過ぎたら体力も落ちて全く動けない!ボクシングなんてムリ!」と思い込んでいたら

40歳を過ぎたら本当に体力がガクッと落ちて「ああ、やっぱり40過ぎたら体力落ちるよね〜思ってた通りじゃん!」

と変な納得の仕方をしないといけません。

と同時に

「あなたの思い込み通り」に自分自身で体力を奪っているだけなんですね。


大谷翔平選手は「二刀流が無理だと思ったことは1度もない」と言われました。


あなたが出来る!と思ったことは

出来る可能性はかなりある!


だけど最初から出来ない!と思ったことは

あなたの希望とおりに「出来ない」


心がもたらす身体への作用‥というのは本当に大きい。

自分の限界を自分で決めるようなことはしない方がお得かもしれませんよ!

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